【WILDSWANS:ワイルドスワンズ】
日本の職人である鴻野(コウノ)三兄弟が、1998年にスタートさせた実力派革製品ブランド。
その品質の高さには定評があり、目の肥えたレザーマニア達を満足させています。

日本の職人である鴻野(コウノ)三兄弟が、1998年にスタートさせた実力派革製品ブランド。
その品質の高さには定評があり、目の肥えたレザーマニア達を満足させています。
まとめて解説♪ワイルドスワンズの『6つの特長』と『2つの弱点』
マニアから支持される日本のブランド【WILDSWANS】
いったいどんな製品を生み出すことで、彼らを満足させているのでしょうか?
それを知るための手がかりとして、これから下の『6つの特長』と『2つの弱点』に着目し、それぞれ深堀りしていきます。
『6つの特長』
丁寧に磨き上げられた美しいコバ
ワイルドスワンズが特に強いこだわりを持っている部分。
それが【コバ】です。
コバとは…?
「革の切れ端部分」のことを言います。分かりやすい画像を用意しましたので、まずはコレ↓をご覧ください。
この画像の点線部分が【コバ】です。この部分は「品質」を見極める時に大切なポイントで、その処理の巧さで革製品のレベルが分かるとされています。お寿司屋さんで言うところの「玉」みたいな存在です。
それぐらい大切な部分であるコバの処理。強いこだわりを持つと言われるワイルドスワンズの場合、いったいどのような処理がされているのでしょうか?
今から、その「こだわり」を一緒に確認していきましょう。拡大部分に注目してみて下さい。すると、革の断面がキレイに、そしてツルツルに磨き上げられているのがお分かりになると思います。これがワイルドスワンズの最大の特長でもある「美しいコバ」です。
では逆に、コバ処理がテキトーな財布は…?それはもちろん、テキトーな分だけ劣化するのが早くなってしまいます。財布に限らずコバ処理が甘い革製品は、使用しているうちにコバが割れ、剥がれ落ちてしまうことがあります。
もし、コバが割れて剥がれ落ちてしまったら…?
見た目がみすぼらしくなり、劣化がさらに加速します。例えば、コバが割れて剥がれると↓こんな感じになります。
(他のブランドです。)
ここまで悪い状態になってしまうと、今すぐ修理に出すか、新しい財布を検討しないといけないレベルです。
ワイルドスワンズではこのようにコバが割れてしまわないように丁寧に、そして美しく処理がされています。職人さん達が1点1点時間をかけ、何度も何度も手作業で磨き上げることにより、このように↑完璧と言えるぐらいまで仕上げられています。
ワイルドスワンズのコバ処理の巧さ。これは「他のブランドを凌駕するレベルである。」そういっても過言ではないぐらい、素晴らしいと私は思っています。
もちろん、私だけでなく品質にうるさい革財布マニア達も高く評価しています。ちなみに、彼らの中にはそのツルっとしたコバのさわり心地の良さから「この部分をなでているだけで、いやされる…。」というマニアックな方もいらっしゃるようです。
妥協せずに仕上げられた<丸コバ>
point1でもお伝えしましたように、ワイルドスワンズは「コバの処理」に強いこだわりを持っています。そのこだわりは「丁寧な磨き」だけでなく、「コバのカタチ」にも表れています。
では、その「コバのカタチ」に注目しながら、実際にワイルドスワンズの財布と他のブランドの財布と見比べてみましょう。上の写真の「⊂」部分をよ~く見比べてみて下さい。すると、ワイルドスワンズのコバの方が、少し丸みを帯びているのがお分かりいただけるかと思います。
これが【丸コバ】と呼ばれるワイルドスワンズこだわりの技術です。ちなみに、「丸コバ」と「一般的なコバ」との違いを、分かりやすくざっくりとした断面図に表すと、下のようなイメージになります。ワイルドスワンズのコバは↑このように「独特の丸み」をもたせるために、
- 専用の道具を使って革を切り取り、丸く形を整える。
- その丸くなったコバ部分に染料を塗る。
- 何度も磨き上げて完成!
といった非常に手間のかかる処理が行われているそうです。
一般的なコバ、つまり多くのメンズ財布ブランドのコバが「顔料という塗料を塗って、それで終わり。」あるいは「樹脂を塗るだけで完成。」といった処理が行われている中、
ここまで徹底的にコバ仕上げる様は、まさに妥協しない姿勢を体現しているブランドと言えるでしょう。
スーツ用としては…
ワイルドスワンズの財布は、スーツ用の財布としてはイマイチ…。その理由は「デザイン・サイズ」の2つの面にあります。
デザイン面について
ワイルドスワンズの財布は、全体的に丸みを帯びたフォルムとなっています。そのため、カジュアル色が強く感じられます。
この点については、スーツ用の財布として人気のブランド。例えば、キプリスと比較してみると、そのカジュアル感がなんとなく感じられるかと思います。
ワイルドスワンズ | キプリス | ![]() |
![]() |
厚さ | |
3.5cm | 2.5cm |
サイズ面について
上の表を見ていただければお分かりのように、同じ2つ折り財布でも厚さに約1cmもの差があります。この差は、100万円の札束と同じぐらいの差です。
ワイルドスワンズは、他のブランドと比べて厚い革を採用しているので、財布全体としても分厚くなっています。そのボリューム感は「ポケット破壊する厚さ」と表現をする方もいらっしゃるほどです。これだけ分厚いとスーツ用としては使いにくいです。
以上2点の理由から、ワイルドスワンズの財布は「スーツ向きの財布である」とは言えません。
だけど、スーツ用として使いたい…。
そんな時は?
「それでもやっぱりワイルドスワンズの財布をスーツ用に使いたい!」そんなあなたには【SURFS】シリーズを検討してみるのをオススメします。
このシリーズは、ワイルドスワンズがスーツ向けに作った財布で、他のシリーズより薄いつくりとなっています。丸みを帯びているのでカジュアル感はありますが、ジャケットの内ポケットに収まる大きさでボリュームは控えめです。
足踏みミシンで行われる丁寧な縫製
ワイルドスワンズの革製品が高く評価されている秘密。それは、point1&point2で登場したコバだけではありません。縫製技術にもあります。
それでは、その高いと称される技術力を写真で確認してみましょう。
等間隔なステッチ。そして、まっすぐで綺麗な縫い目。さすがマニア達から高い評価を得ているだけのことはあります。職人さんが一針一針丁寧に、そしてしっかりと縫い合わせた様子が、写真から伝わってくるかのような迫力も感じられます。
今、ご覧いただいた写真は「足踏みミシン」を使って縫われた財布の一部です。この写真について、あなたはどのような感想をお持ちになられましたか?

A.はい。その通りです。
あなたもご存知の通り、多くの革製品は電動ミシンを使って縫製されています。例えば、突出した革剥ぎ技術を持つファーロ、熟練の職人技をウリにしているココマイスターなどの革製品も、電動ミシンを使って作られています。
以上のことを踏まえると、財布などの革製品は電動ミシンで縫製されるのが「業界のスタンダード」ということが分かります。しかし、ワイルドスワンズはわざわざ効率の悪い足踏みミシンで革製品を縫い合わせています。
なぜ、時代遅れの足踏みミシンを使うのでしょうか?
これについてワイルドスワンズは公式ブログにて、以下のように答えていました。
電気を使わないアナログな足踏み式ミシンの場合、職人の感覚によって縫製スピードや強弱を微細なレベルで調節しながら進められるので、電動ミシンの短所を克服し手縫いに近い利点を持って縫製出来ます。
(引用元:C.O.Wのブログ)
画一的な電動ミシンの動きでは「職人の手の延長」にはなり得ないので、感覚や感性を伝達し易い古い足踏み式のミシンの方を使用しています。電動ミシンに比べて当然時間が掛かりますし生産効率は悪くなりますが、丈夫で長持ちする製品を作る上では、決して外すことの出来ない要素の1つです。
(引用元:C.O.Wのブログ)
上にあった【電動ミシンの短所】とは、財布の糸が切れた時に、残った糸もイッキにほどけやすくなってしまうこと。そして、その結果、財布が長持ちしなくなることを指しています。
ワイルドスワンズが足踏みミシンを使う理由。これを一言でまとめると、
職人技を正確に製品に反映させ、耐久性を上げるため
職人技を正確に製品に反映させ
耐久性を上げるため
とまとめることができます。生産効率よりもブランドコンセプトでもある【長い間愛用してもらうこと】を一番大切にした結果、足踏みミシンを採用することになったというワケです。
世界中の名門がつくるレザーを採用
ワイルドスワンズが採用する革。それは、世界中の名門タンナー(革を生産する会社)がつくった優秀なレザーです。なので、この革を使って生み出される製品は当然、素材そのものの質、つまり「革質」が優れています。
では、主な革の仕入先を見てみましょう。どの革も革好きの方々の間では有名で、評判の良いものばかりとなっています。
革の名前 | 動物 | 国籍 | 会社名 |
ミネルバ・ボックス | 牛 | イタリア | バダラッシー・カルロ社 |
シェルコードバン | 馬 | アメリカ | ホーウィン社 |
ハッチグレイン | 牛 | アメリカ | ホーウィン社 |
ブッテーロ | 牛 | イタリア | ワルピエ社 |
ブライドル | 牛 | イギリス | トーマスウェア社 |
フルグレイン ブライドル | 牛 | イギリス | ベイカー社 |
サドルプルアップ | 牛 | ベルギー | マシュア社 |
革の名前 | 動物 | 国籍 | 会社名 |
ミネルバ・ボックス | 牛 | イタ リア | バダラッシー・カルロ社 |
シェルコードバン | 馬 | アメ リカ | ホーウィン社 |
ハッチグレイン | 牛 | アメ リカ | ホーウィン社 |
ブッテーロ | 牛 | イタ リア | ワルピエ社 |
ブライドル | 牛 | イギ リス | トーマスウェア社 |
フルグレイン ブライドル | 牛 | イギ リス | ベイカー社 |
サドルプルアップ | 牛 | ベル ギー | マシュア社 |
この表に載せた以外にも、「ガルーシャ(エイ)・クロコダイル(ワニ)」などマニアックな革の製品もあります。


定番のサドルプルアップを選ぶのが無難です。
ワイルドスワンズの定番の革は、サドルプルアップという耐久性に優れた革です。
この革は、<point5>にて詳しく記載しますが、エイジングも楽しめる人気の革です。
初めてのワイルドスワンズというあなたには、まずはこの革の財布を使ってみることをオススメします。
ちなみに、ワイルドスワンズではパターンオーダーという特注品を製作してくれるサービスもあります。ただし、
- 注文してから約6ヶ月以上待つ必要がある。
- 直営の店舗のみで受付している。(ネット注文不可)
- 別料金(チャージ料)がかかる。
など、入手までのハードルがかなり高くなっています。ですので、まずは定番の財布などを使ってみて、さらにマニアックなモノを求めたくなった時に、パターンオーダーの検討するのが良いと私は思います。
使いやすさ重視の方には…
ワイルドスワンズの財布について調査したところ、購入者の方々から「使い勝手がイマイチ」と、評価されていることがちょこちょこありました。
その主な理由として、
- カード入れの箇所が少ない
- 全体的なデザインの問題
- 革の分厚さの問題
の3点が指摘されていました。
(↑二つ折り財布のカード入れが3段なのは、最少レベル)
もちろんワイルドスワンズの財布の中でも「革の種類、財布の形」などによって使い勝手は大きく変わります。また、感覚は人それぞれ違うので、当然使いやすいと感じる方もいらっしゃいます。
ですが、「使い勝手が悪い」という評判が他のブランドよりも少し多いように私は感じました。
したがって、「使いやすさ最重視で財布を選びたい」時には、残念ながらワイルドスワンズの財布をオススメすることはできません。
何を重視するのか?
今、この文章を読まれているあなたにとって「財布に求める大切な要素」は、どのような要素でしょうか?【デザイン性?品質?ブランド力?価格?サイズ?金運?それとも…?】
「あなたが何を重視するか」で、当然選ぶべき財布は変わります。(EX.金運を重視している場合⇒財布屋)
今まで解説してきました要素【コバ、縫製、革質】そして、この後登場する残りの2つの要素【エイジング、耐久性】もし、あなたが使い勝手以外の要素であるこれらを重視されるのであれば、ワイルドスワンズという選択は間違ってはいません。
じっくりエイジングが楽しめるレザー
ワイルドスワンズが採用するレザーの中でも、人気かつ定番のおすすめレザー。それがベルギーのマシュア社が生産する【サドルプルアップレザー】です。
(マシュア社:19世紀創業の歴史ある名門革会社)
このレザーは「ベジタブルタンニンなめし」という100%ナチュラル製法でつくられ、環境に優しいレザーとなっています。またそれだけでなく、より革らしい「革」を肌で感じることができるので、レザー好きの間で人気があります。
そんな「サドルプルアップレザー」の特徴。それは、かなりの<硬さ>と<分厚さ>を誇ること。そして、非常に耐久性が優れていることです。
でも、硬いなら「パキッ」と割れてしまうんじゃ…?
といったご心配をなされるかもしれませんが、その点については大丈夫です。この革にはたっぷりとオイルが染み込んでいて、硬さの中にも「しなやかさとコシ」があります。そのため、革を折り曲げても、ちょっとやそっとのことで割れることはありません。
ただし、細かいキズが付きやすいという欠点はあります。
次は、エイジングについて。
マシュア社の「サドルプルアップレザー」は早いエイジングではなく、ゆったりとしたエイジングを得意としています。
革がじっくり時間をかけて少しづつ変化していき、徐々に表面に光沢が出てきます。そして、色も少しづつ、より深みが増していきます。これがこの革のエイジングイメージです。
もちろん、エイジングは使う環境や頻度、メンテナンスなどでもかなり差が出てきます。また、興味深いことに、使う人の手の性質によってもエイジングの仕方が変わるそうです。きっと「乾燥した手、湿気の多い手、油分の多い手」など、人の手にもそれぞれ違った性質があるから、変化にも差が出てくるのでしょう。
「あなたが使うと、どのような変化を見せてくれるのか?」それは、実際に手にしたあなたにしか分かりません。じっくり時間をかけてエイジングを楽しんでいきましょう。そのためにワイルドスワンズには【point6】の長所があります。
どのブランドにも負けない耐久性の高さ
ワイルドスワンズの『6つの特長』
ラストは「耐久性の高さ」です。これは、今までのお伝えしてきました「ワイルドスワンズの特長」
の集大成となります。ワイルドスワンズのすべての特長は耐久性を高めること。そして【末長く愛用してもらうこと】を実現するためにあります。
実は、私が先ほど欠点としてお伝えしたポイントでさえ、ブランドコンセプトである「長期間の愛用」を実現するためにあります。例えば、「あまりスーツ向きではない」とお伝えしました丸みを帯びたフォルム。これも耐久性に関係しています。上の写真のように角を丸くすることで、財布の受けるダメージを減らす効果があります。具体的には、ポケットから出し入れする際の引っ掛かりを減らす効果。そして、先端に負荷がかかって曲がってしまうのを防ぐ効果があります。

今、あなたが使っている財布を見てください。

財布を見てください。
ドコが傷んできていますか?
恐らく、角の部分やコバの部分から傷んできていると思います。もし、かなりの期間使用されているのであれば、それらの箇所は↓の財布のようにヒドい状態となっていることでしょう。ワイルドスワンズの革製品には、これらの傷みやすい部分に対して「劣化を未然に防ぐ」工夫がされています。そして、製品全体としての耐久性が飛躍的にアップされています。

ワイルドスワンズの耐久性へのこだわりは分かりました。でも、その高い耐久性を実現できている証拠は何かあるのでしょうか?
A.「革の履歴書」があります。
ワイルドスワンズの公式HPでは、実際に長い間愛用されている革製品達が「革の履歴書」というコーナーで紹介されています。ここに掲載されている製品達は、すべて使用歴3年を越えています。そして、驚くべきことに10年以上経った今もなお現役として活躍している製品がいくつもあります。このコーナーに掲載されている数々の使い込まれた革製品達。これらがこのブランドの「高い耐久性の証明」となるのではないでしょうか?
【まとめ】
『6つの特長』
以上、革製品マニア達からも評判の良いブランド「ワイルドスワンズ」についての『6つの特長』と『2つの弱点』の解説となります。
リサーチデータ:『年齢層・価格・知名度』と、『人気の3タイプ』は?
購入者の主な年齢層は?
【20代中盤~40代後半】
ブランド力よりも質にこだわる人に人気。
主な価格帯は?
【3万円~7万円】
メンズの本格革財布の中では、少し高価な価格帯。
知名度は?
財布のブランドとしては歴史があまり長い方ではなく、知名度は一般的には知られていないレベル。
しかし、近年では人気雑誌「Begin」などを筆頭に雑誌で取り上げられる機会も多くなり、ファンも徐々に増加していっています。
【WILDSWANS】で人気のある財布はこの3タイプ!

超人気ミニ財布シリーズ。
小銭入れのような見た目ですが、お札を折らずに収納できる機能性の高さが魅力。
【WILDSWANS】のラインナップの中でも手に入れやすい価格となっています。
公式さイトでも売り切れていることが多く、非常に入手困難なシリーズのひとつ。

たっぷり入る小銭入れが用意されている三つ折り財布。
横から見ると、【WILDSWANS】が得意としている「コバ」が何層にも重なっているように見えます。
ホワイトハウスコックスにも三つ折りの財布がありますが、ネームバリュー以外の要素「革質・コバ処理・縫製」などは、このワイルドスワンズの方が高い評価を得ています。

大迫力の大型長財布シリーズ。
他のブランドではあまり見られない形状のため、【WILDSWANS】好きから見ればこのブランドであることは一目瞭然。
オーナー同士で出会う機会があれば、レザーについての会話が弾むことがあるかもしれません。
余談ですが、テレビ番組「有吉かりそめ天国」にて、有吉さんがチョイスしたのが当シリーズの「フルグレインブライドル」です。
どんなヒトにおすすめ?彼氏や旦那様へのプレゼント選びの参考にも◎
これまでお伝えしてきましたように【WILDSWANS】の製品は耐久性が高く、長期間愛用できるよう工夫されています。
そして財布には厚みがあり、デザインは丸みのあるカジュアルな雰囲気に仕上がっています。
そのため、
- 革に強いこだわりがあり、縫製の丁寧さも気にしたい。
- 使い方は少々粗いけど、長期間同じものを愛用する。
- 高級ブランドが嫌いで、知る人知るブランドが好み。
- 「Begin・GQ・MonoMax」などの雑誌を好んで読む。
- 面倒なので、革財布のメンテナンスをあまりしたくない。
- 革を育てるのが好き。
- 普段スーツで仕事をしていない。
といった方にオススメできるブランドです。
なお、サイズやデザインをご覧いただければお分かりのように、スーツ用の財布にはあまり向いていません。
とくにジャケットの内ポケットには収まらないので、そういった使い方を希望される方は他のブランドを選ばれることをオススメいたします。
P.S.~「長い間使える」ことは愛着が湧くだけでなく、意外にも…!?~
この記事全体でお伝えしてきましたように、ワイルドスワンズは「長い間愛用できる革製品」を提供する努力をしています。そして、その成果は「革の履歴書」の中にある、3年~10年以上愛用されている革製品達が証明していました。
もし、あなたも10年間愛用できたら…?
その頃にはきっと、長年持ち歩いたその財布に対して愛着もひとしおでしょう。またそれだけではなく、あなたはある意外な効果に繋がっていることに気付かれるハズです。それが「節約効果」です。
では、今からその節約効果を確かめてみます。あなたが下の写真の「WAVEシリーズ」の財布を購入し、10年間使い続けられた場合を想像してみます。ちなみに、このシリーズはワイルドスワンズの財布の中でも高価なシリーズで、価格は54,000円します。この財布を10年間使う想定なので、1年あたりなら5,400円。そして、1ヶ月あたりならこの5,400円を12で割って…450円となります。
買い替え 頻度 | 1年毎 | 1ヶ月毎 | 10年間の 費用 | |
ワイルドスワンズ 54,000円 | 10年程度 | 5,400円 | 450円 | 54,000円 |
他ブランド 30,000円 | 3年程度 | 10,000円 | 833円 | 90,000円 |
ワイルド スワンズ | その他の ブランド | |
購入価格 | 54,000円 | 30,000円 |
買い替え 頻度 | 10年程度 | 3年程度 |
1年毎 | 5,400円 | 10,000円 |
1ヶ月毎 | 450円 | 833円 |
10年間の 費用 | 54,000円 | 90,000円 |
上の表の 部分をご覧下さい。すると10年間の費用は、3年に1回の頻度で他ブランドの30,000円の財布を買い替える場合より、ワイルドスワンズの財布を買って使い続けた場合の方が、3万円以上も安く済ませられることが分かります。
つまり、ワイルドスワンズの製品は長い間使うことで愛着を感じられるだけではなく、意外なことに節約にも役立ちます。
もちろん、この節約効果はあくまで【+α】の部分です。ですので、節約のためではなく、本来の目的である「耐久性の高い本格派の革財布を長い間愛用し、その味を楽しむ」ためにワイルドスワンズの製品を使ってあげてください。
使い初めの注意点
ワイルドスワンズの財布を購入すると、↓このような木製のボビンのようなものが付いてきます。これは「スリッカー」と呼ばれるモノで、コバが傷んできた時に“のみ”使用する道具となっています。新品時に使ってしまうと逆に劣化を早めてしまうので、しばらくの間は使用しないようにしてください。
【WILDSWANS】に興味がある方に検討されている他ブランド一覧
(画像をタップで解説記事へ♪)
(↑画像をクリックで解説記事へ♪)
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