【AYAME ANTICO:あやめあんてぃーこ】
2014年より販売サイトをオープンした革製品メーカー。
その実力は未知数。これからの動向に注目したい新ブランドのひとつ。
☆アヤメアンティーコはどんなブランドなの?
・イタリアの伝統の革×日本の熟練職人の縫製
まずは【イタリアの伝統の革】について見て行きましょう。
アヤメアンティーコが使用している革は、
「バダラッシィ・カルロ社」というイタリアの有名な会社が製作している革で、
革好きからも好評で人気があります。
(↑バダラッシィ・カルロ社の門)
そして、この会社の製品である「ミネルバボックス」と、
「ミネルバリスシオ」を主に使用し財布を製作しています。
これらの名前だけ見てもいまいちピンこないと思います。
なので、どのような革なのか分かりやすい写真を見てみましょう。
ミネルバボックス:シワ加工が特徴的 | ミネルバリスシオ:滑らかな質感が特徴的 |
このような雰囲気の革で、経年変化(エイジング)を得意としています。
そのため、「革の味わいを楽しみたい」という人々に
人気のある革となっています。
ちなみに、このバダラッシィ社が製作している革は、
高品質で有名なガンゾ、老舗の大峡製鞄、ネットで話題のココマイスターなど、
様々なブランドに採用されています。
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次に、【日本の熟練職人の縫製】について見て行きましょう。
上の画像は、アヤメアンティーコの財布の写真ですが、
熟練の職人技をウリにするだけあって、キレイに縫われていると思います。
ただ、「個体差がどの程度あるか?」ということが少し気になります。
どのブランドでも自然の革を使用し、人間が製作する限り、
見本の写真と異なる部分は少なからず出てきてしまいます。
それを、検品などで一定水準に品質を保つのですが、
アヤメアンティーコの場合は購入者があまりいないので、
どの程度この写真と同じような品質を保っているのかは、
まだまだ未知数と言えます。
これは1個や2個見ただけでは分からないので、
今後の購入者の生の声や評判に注目していく必要があります。
(情報が集まった際には、再び記事に載せていきます。)
・金属部分も自作している
アヤメアンティーコは財布に使われる金属部分を
自社の職人が製作しています。
例えば、↑の画像のようにラウンドファスナーの引き手部分には
「AYAME ANTICO」の刻印がなされており、ピカピカに仕上げられています。
ちなみに、同じように自社で金属まで作成するブランドとしては、
若い世代を中心に人気のあるアニアリなどがあります。
どちらのブランドもモノつくりに対してこだわりを強く持っている
という点は共通していると思います。
☆アヤメアンティーコの知名度と年齢層について
・アヤメアンティーコの知名度
このブランドの知名度は、今のところ最低レベルでしょう。
といっても、2014年に販売を始めたばかりなので知名度は低くて当然。
まだまだこれからが楽しみなブランドと言えるでしょう。
余談ですが、
同じあやめでもゴウリキーさんの方は有名。
アンティーコの方も彼女と同じぐらい有名に
なる日がくるのでしょうか?
あっ、
このブランドと彼女との関係性は全くないので、
勘違いしないようにしてくださいネ。笑
・アヤメアンティーコの財布が似合う年齢層は?
【30代前半~50代後半】
シンプルなデザインなので、大人の男女に似合うと思います。
財布に知名度やブランド力を全く求めない方で、
革の温かい風合いやエイジングを楽しみたい方に○。
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☆価格帯はどれぐらい?
【2万5000円~3万2000円】
程度が主な定価です。
この価格帯は日本製のメンズ財布に一番多い価格帯です。
たとえば、
・革財布好きに人気のワイルドスワンズ、
・シンプルさが光る土屋鞄、
・コスパ最強で菊寄せも素晴らしいキプリス、
・入手困難だが人気のある万双、
・おしゃれなメンズに人気のジャムホームメイド
など、これら以外にも数々の日本製人気ブランドがあります。
この激戦を繰り広げる価格帯にあえて勝負を仕掛ける
新興ブランドのアヤメアンティーコ。
その強気の姿勢は、自社の製品に対する自信の表れなのかもしれません。
アヤメアンティーコが人気ブランドのひとつとなる時が
これから来るかは不明ですが、
インディーズのミュージシャンを応援するような気持ちで、
購入するのもいいかもしれません。